日々

インスタグラムに綴るにはなんかあれ

平成時代について

私はこの文章をフツカヨイ的に綴る。 ここ1週間だろうか、私は平成時代に終わりが来ることが気が気でない。しかもその終わりは唐突ではなく、期限付きだ。平成時代は病気や事故で突然に死んでしまうのではない、それは緩やかな自殺のようだ。 そして私は、た…

偶然ですね、三島由紀夫さん

三島由紀夫 割腹自殺の9ヶ月前に録音された肉声テープが発見された と世間では専らの噂だ。 私が思わずこれに反応してしまったのは、その前日から偶然にも三島由紀夫の本をチラチラと読み直し始め、鞄の中に入れていたからだった。 不道徳教育講座 私が三島…

最も俗悪な都市 新潟

坂口安吾のエッセイ 日本文化私観 の冒頭にこんな言葉が綴られている “ タウトによれば日本に於ける最も俗悪な都市だという新潟市に僕は生れ、彼の蔑み嫌うところの上野から銀座への街、ネオン・サインを僕は愛す。” 俗悪? 坂口安吾といえば、我が母校での…

ヴィヨンの妻 評され方の違和

ヴィヨンの妻 太宰治のなかでも人間失格と同様に、重く考えさせてくれるお話です。何度も読みました。ストーリーとしては単純明快です。しかしそのなかには、何度も読む価値を見出すことのできる言葉がたくさんあります。蛍光ペンでぴぃっと線を引きたいくら…