坂口安吾
「恋愛論」 これほどまでに興味を引きつつも照れ臭く手に取りづらい書のタイトルがあるだろうか。 坂口安吾は恋愛を語る。“恋愛とはいかなるものか、私はよく知らない。そのいかなるものであるかを、一生の文学に探しつづけているようなものなのだから。” と…
私は日本が好きです。 私は日本語が好きで、日本人の謙虚さも好きです。 私は日本の文学が好きだし、日本の音楽も好きです。 1960年代に日本でリリースされた、日本人なら誰でも知っている名曲「上を向いて歩こう」について、昨晩、音楽番組で日本らしい音使…
坂口安吾のエッセイ 日本文化私観 の冒頭にこんな言葉が綴られている “ タウトによれば日本に於ける最も俗悪な都市だという新潟市に僕は生れ、彼の蔑み嫌うところの上野から銀座への街、ネオン・サインを僕は愛す。” 俗悪? 坂口安吾といえば、我が母校での…