日々

インスタグラムに綴るにはなんかあれ

メンヘラに憧憬の念を抱く

メンヘラに憧憬の念を抱いている

 


そもそもメンヘラとは何か,私は,よくわからない.あのコってメンヘラだよね,なんて軽々しく用いる言葉ではあるものの,よくわからない.メンヘラという人間の性質や生態は定量的に表すことができないと思うし,また,表してはいけない,とも思う.この世の中はきっとメンヘラか,メンヘラではないか,と二分化がされている.自分がメンヘラかどうか,自分では評価することはできない.きっとそれは客観的に評価されるものだと思うから.ところで,私はここ最近ずっとメンヘラに憧憬の念を抱かずにはいられない.羨望の眼差しを向けてしまう.それは,彼ら・彼女らが「メンヘラ」というプロファイルを所有している存在であるから.自分が何者であるか,杳として知れないこの世の中で,彼ら・彼女らは確固たるそれを持っている.それはとても優秀で,例えば,何がある訳でもなく涙が出そうになるときも,「これは,メンヘラだからである」と自身の感情等を会得し沈静化することができるのだ.いいな.メンヘラというと,情緒不安定でいて敬遠されがちな印象が一般的であると思うが,実際は真逆であるのだ.一番安定することができる存在だ.ああ,きっとそうだ,メンヘラ万歳!はやく皆も,「メンヘラ」と大きな声で客観的評価してもらう為の努力をしようではないか!

なんて素晴らしき世界

なんて素晴らしき世界

 

私は,男友達や先輩等に恋愛対象として好かれることが心底嫌い.それは私はいち人間として接していたにも関わらず相手からはいち女性として恋愛対象として接されていた,という認識のズレがある種の裏切り行為と感じてしまうため.

先日,普段と変わらない土曜日の夜,水タバコとレッドブルウォッカを愉しんでいると,目の前の彼は言うのだ,私のことが好きだ,と.

あまりにも想定外であり,一瞬全ての思考が停止しそうではあったが,気づけば笑いが止まらなくなっていた.

だって彼は,これが私にとっての裏切り行為であると知りながら,私の目の前で私を堂々と裏切ってきたのだから.それでいて,付き合ってもいないのに結婚しようと申し込んできてやがる.

はあ,本当に最高だ.私はそういうところにずっと惚れてきているのですよ.

 

裏切られて,それでもその人を信じたいと思えるか,だったんだ.22年間生きてきて初めて気がついた.この感覚をこれまで一切知らずに生きていたよ.

 

”愛だの恋だの洒落てんな”  愛やら恋やらに代わる新しい言葉もきっと要らないし,あったとしてもまた新しい言葉が欲しくなる.それならもう何も要らない.洒落てなくていい.

 

新しい時代の幕開けかな.

 

 

 

面白かったので,プロポーズは笑顔で承諾しました.私は信じます.ありがとう,以上です.

卒論発表を終えて

卒論発表を終えて

同期の卒論発表が終わり 淀んだ空気が佇む会場を後にする 完璧な発表を聞けて自分のことのように嬉しく 足どりは軽やかだ 思いきり外の空気を吸い込んで 吐き出さずに飲み込んだ 卒論の制作と発表において私たちは何と戦ってきたのか 本当は何とも戦わなくてもよかったんだ 一生モノのひとつの価値を手に入れて 少しだけ前に進めた気がする

卒論発表前夜になにを思う

卒論発表前夜になにを思う

仙台の夜は明るい こんなに明るくなくてもいいんじゃないかなと思うけれど もし暗かったら心細くなるし これくらいがちょうどいいのかもしれない 明日は上手く喋れるかな 家に帰ったら少しは練習しよう 私のためにじゃあなくて 周りの人のために 先生 忙しいなかこんな拙い発表をチェックしてくれてありがとう サークルの先輩 なんだかんだいつも気にかけてくれて 私の卒業決定も誰よりも喜んでくれてありがとう 研究室の先輩 同期 大バカ者の私を受け入れてくれてありがとう いつも一緒にいてくれてありがとう あのペラペラな紙に謝辞として書くなんて勿体ない 特に同期はこの人じゃなきゃダメだった どんなにすくわれたことか なんて言うんだろう 最高?最強?この感情にうまく当てはまる単語がないんだよな すき じゃなくて あい でもなくて 何かちょうどいい日本語がほしい まあ最高でも最強でもすきでもあいでも代替可能なんだけれど 自分にとって最高の存在だからこそ 最上級の単語が欲しいよ神様 

仙台の夜は明るい 新潟の夜は明るい?

今日の通夜に行けなくてごめんね 本当は私は君に聞きたいことがあって 本当は今すぐにでも答えて欲しかったんだけど また今度にするね 23:30 黄色いバラを持って空に近いところで空をみあげる 今夜は星が綺麗だけれど月には雲が薄くかかっていてその光は淡い 明るい月をみたら泣きそうだったからちょうどよかった ありがとう神様

誰かと交信する友人の話

今宵も彼はひとり 建物から離れた開けた 少しでも夜空に近づける位置で 最近五百円台に値上がりしたトランシーバーを片手に 白い煙をツゥと空に上らせている 誰かと交信している たぶん すぐに会いたくとも会えない誰かに 歓びも憂いも 彼の感情全てをぶつけて交信している 今宵は見上げた夜空のアンテナが 満ち足りているようで少しだけ足りていない こりゃ堪んないね 白い煙は月に届く前に見えなくなってしまうけれども きっと目には見えない速さでヒュンとアンテナで反射してる きっと 見えていないだけ 燃え尽きるその最後まで 一瞬足りとも気を抜くな 全ての愛をその煙に乗せて

負けるな喫煙者

煙草が増税されたらしいですね

 

知らないですけど

 

ニコチンの量が増えているわけでもないのに可哀想に

 

知らないですけど

 

もしコーヒーやお酒に多額の税がかけられてしまったら 知らないですけどでは済まないな私は

 

だから喫煙者頑張れ

白いマーガレット


私の気に入っているバーのカウンターテーブルには その時々に生き生きとした花が洒落た花瓶に生けられていて つい先日サングリアを飲みに行った時は白いマーガレットがあった.隣に座っていたスーツの男が「マーガレットの花言葉は優しさなんだよ」と静かな店内で声を上げていたが あまりにも軽率だったもので思わずプッと笑ってしまった.優しさってなんだよ 広範囲すぎだろ.

マーガレットの花言葉は真実の愛 花占いで用いられるのはこういう意味.それくらい小学生でもわかる.呆れてグラスに残っていたサングリアを一気に飲み干す.

 


花占いね

私は昔から花占いというものが苦手だ.すき きらい すき そんなこと花びらを数えなくとも 好きなものは好きだし 嫌いなものは嫌い.こうやって幻想を抱かないつまらない人間であるから こうもひとりでバーにひとり酒を飲みに来るのかもしれない.

 


まあ時間も余裕があるし 精神的にも余裕がある夜だった テーブルの上にある純真な色のマーガレットを さすがに花びらを散らしていくのは不躾なので指で数えることにした.

 


きらい・すき・きらい・すき・きらい...どうも”きらい”から始めてしまう卑屈な本能に自分でも呆れる.きらい・すき...そして最後には一枚 すきの花びらが残る.すき.ふぅんとアルコールの混じったぬるいため息をつく.もうひとつ もうひとつと別のマーガレットを数えてみても 最後にはすきの花びらが残るのだ.なんとも不思議な夜だ.幻想を抱かない私でも きっと何かを すき なのかもしれない.得体の知れない感覚が気管を熱くする.

 


追加で頼んだウイスキーを口に含んでいるうちに だんだんとこのマーガレットに腹が立ってっきた.なんだよ真実の愛って.真実なんて晒すべきではないんだ.とここで三島由紀夫を思い出す.

 

 

 

どんなに醜悪であろうと,自分の真実の姿を告白して,それによって真実の姿をみとめてもらい,あわよくば真実の姿のままで愛してもらおうなどと考えるのは,甘い考えで,人生をなめかかった考えです.

 


これは三島由紀夫の不道徳教育論という本の中の一節で 大学一年生の時にこの文章をひどく憎んだことを私は今でも忘れられない.これを読んだ日の夜 人間は嘘偽りの中で ひたすらもがきながら生きていかねばならないと悟った.悲しいけれども この考えが間違っていると言い放つことができなかったし言い放つ気力さえ湧かなかった.

 

晒すべきではない真実の愛

それでも私は1mmくらいこの甘い考えをもって生きている